アルミ鋳物は、軽い・複雑な形状が可能・設計で強度が持たせられるなどの理由から、産業用ロボットにも多く使われています。
こちらは量産対応しておりましたロボットのベース部分です。
5面方向からの加工があり、深いところにタップがあったり、ベアリングが入るための厳しい公差があったり、鋳物も巣穴なんかあってはいけませんので、それなりにハードな製品です。
中の鋳肌部は、コードもたくさん通る理由からバリがあってはいけませんし、加工代をつけた肉厚部に鋳造欠陥が出やすい製品ですのでそれなりの鋳造技術が求められます。
サイズも400mm以上なため、小さいマシニングセンターでは加工できないので#50の機械を使用しております。